人に任せる

これ、非常に難しいもんですね!
もともとが、対人関係を作るのが苦手でしかないという僕が
“できるだけ自分1人で完結することでメシ食えたら“と思って始めたのが、今のこの仕事 

今から20年近く前の話
案件もだんだん増えてきてそうも言うてられない状況になり“やむを得ず““しぶしぶ“
とある専門学校の門を叩きました
“誰かバイトしたい子いませんか?“
専門学校の担当者さんは僕の規模を熱心に聞いてくださり、既に卒業しているT君を紹介してくださいました
会ってみると、真面目/寡黙
現場終わりにメシ食いに行くと、お造り盛り合わせを前に、“カシスオレンジ“
ビールは?
苦手っす
日本酒は?
飲めないっす

まぁ、タデ食う虫も好き好き
ちなみに僕は昔、この諺を“田で食う“だと思ってました。
オレはミジンコが好き
私はタニシの方が好き
そんなのどかな世界が、田んぼにはあるものと…

さておき
初めてバイト君に仕事を任せることが出来た僕は、T君以降も同じようなスタッフを増やしていくこととなりました

時はさらに遡り、1990年
日本はバブル景気の真っ盛り
高校生だった僕は、居酒屋さんでのバイトに明け暮れておりました
そこの店長が、どういう訳か僕のことを目にかけてくださり、いろいろと任せてくれました
まずは、店長用のコーヒーを作ること
ゆっくりコーヒーメーカーで淹れるほど暇ではなかったんで、当然インスタントでしたが
何かしら胃腸に不具合をきたしておられたのか、少し薄めのものをご所望でした
マナブ!いつもの頼む!
そうお声がかかるのが、いつも嬉しかった記憶があります

そしてもう1つ、コーヒーよりも頻繁に、というか出勤する日は毎日
そのお店のBGMを任せて頂きました
和風の居酒屋ではあったのですが、JAZZです
店長の膨大なコレクションのテープがあり、そこから選んで再生する担当に任命されました
HardRockしか聴かない!と公言してはばからないアホな小僧に、幅広い音楽を聴かせてやろう、という親心だったのかも知れません
が、こっちはJAZZのことはまったくど素人
一番耳に馴染むのはグレン・ミラー
マイルス・デイヴィスもソニー・ロリンズもあったのに、毎日グレン・ミラー…
が、開店の時はコレ!というのだけは決まっていました
(店長のテンションが上がるアルバムだったんでしょうね)
山本剛の"Live in Montreux"
バカノヒトツオボエの僕にも、このアルバムは馴染みました
なんせ毎日かかるので…w

35年も前の話
この山本剛さんというピアニストさんも、とうに鬼籍に入っておられるものと勝手に思い込んでいたのですが
なんと検索するとまだご健在!
今も東京の方で定期的にライブをされてる!
ちょっと、新たな旅行の目標が出来ましたな、これは
ちょいと、東京までJAZZを聴きに…
仕事?
今や、いつ僕がバイクで事故に遭っても良いぐらい、完璧に任せられるスタッフがいますのでね!

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