子守唄…

 

先日、とある合唱団の録音に行って来たのですが。
普段、楽器の録音(特にピアノ)が多いもので、”声”の持つ迫力に改めて圧倒されました。
今回のお仕事は男声合唱団だったので、その迫力もまたピカイチ。
来月は女性ソプラノ(ソロ)の録音もあるので楽しみですね。

ん〜

やっぱり”生の歌声”って良いですねぇ。
これに勝るものは無し、です。
先日たまたま読んだ誰かのコラム(新聞記事だったかも)に、「ほほx〜」と感心したことが書いてあったので、ここに紹介しておきます。

最近、子守唄を歌うお母さんが少ないそうで…
まぁ理由はいろいろあると思うんですが。
でもそれって、子供の発育にはあんまり良くないらしいです。
(詳しい解説は忘れましたが)
どうか皆さん、子守唄を歌ってあげてください。
っていう内容でした。

話は戻って。
さっき書いた合唱団の録音の時に思ったんですが。
「オレ、なんでこんな曲知ってるんやろ?」っていう曲が意外と多かったんです。
それって、きっと母が歌ってくれていた子守唄が、潜在意識の中に残ってたんでしょうね。
思わず”じぃ〜ん”としてしまいました。
うん。
これが大事なんですね、きっと。
歌ってるその一瞬には何も起こらなくても。
その何年も、何十年も後になって蘇ってくるものがあるんですね。
温度や、感触、息遣い、思い出…


うちみたいに、いくら優秀な録音屋さんでも(こらこら)、子守唄だけは録音出来ません。
やっぱり”現場”の”なま”が一番ですから。


小さな子供さんがおられるお母さん。
(そりゃ、お父さんでも良いけど、やっぱり、ねぇ?)
下手でも良いんです。
とっとこハム太郎でも何でもいいから。
歌ってあげてください。

そんな真面目なことを考えながら、朝からカレーパンしか食えなかった現場でした…

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