MD・・・

最近、お客様からのお問い合わせでよく聞くこと。
「音源はMDに落としてお渡ししても良いですか?」
えぇ、良いんですよ。
MDでもカセットテープでも。

ただし!
MDって、けっこう音質が劣化してしまうんですよ。
ご存知ですか?
MDでは、ATRACという方式の圧縮を行っています。
最近ではATRAC3という新しい方式も登場したようですが、
お手持ちのMDデッキが対応しているとも限りません。
ちなみに、ATRACの音質はまだ聴いたことがないので、良いとも悪いとも言えませんが。
少なくともこれまでのMDの音質は、とても聴けたものじゃないですねぇ。


楽曲のジャンルにもよるんです。
例えば楽器は全部打ち込みで、賑やかな曲なら、さほど気にならないかも知れません。
ただ、生楽器が入った演奏だと、(特にジャズ・クラシック)
もう、ほとんど「CDにする意味あるんかいっ!」と突っ込みたくなるような音ですね。
圧縮で犠牲になるのは主に高音域なので、シンバルなどの金物系の音は、
すっかりふやけてしまいます。
茹で過ぎたパスタみたいに。
で、それだけではなく、音像全体が平べったく、安っぽい音になってしまいます。

せっかくCDにしようというんなら。
少しでも良い音で、聞き手に届けたいですよね。
じゃ、やめましょう。
MDは。


もし、「自分で録音したい」「でもMD以外に機材がない」という場合は、
是非ご相談ください。
もちろん出張録音のご提案もしますが、ケースバイケースで録音機材をお貸しすることも考慮します。
ちょっとでも良い音を遺すために・・・

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