サンプリングって…

  [サンプリング]

  1:《統計学》標本抽出
  2:《工》試料採取(品質検査や調査などの目的で,母集団(対象とするもの全体)からその一部を抜き取ること).
  3:《電》アナログ信号をデジタル化する過程で行う処理
  4:《音》実際の音を借用して用いること.
  (学研辞スパより)

今回、話題に取り上げたいのは”3”です。
音っていうのは、連続的に持続している信号ですが、コンピューターの内部で扱うためには
デジタルデータに変換する必要があります。
その際、どれぐらい細かく変換するか、をサンプリング周波数(サンプリングレートとも言う)と言い
単位はKHz(キロヘルツ)で表します。


もう一つ、デジタル音源を扱う際に出てくる単位がビットレートです。
これは音の大きさをどれくらい細かく表せるか、という単位。(Bitで表します)
デジカメでいうと、画素数がサンプリングレート、色の数がビットレートでしょうか。

身近にあるデジタルの音源はやはりCDでしょうか。
CDは44.1KHz+16Bit
=1秒間に44100回、データをデジタルに変換する作業をしているわけです。

さて。
サンプリングレートが高くなると、音がより鮮明に、原音に近くなる、ということは想像していただけると思います。
もう一つ、意外と知られていないことですが。
再生できる音域が高くなるんです。
サンプリングレートの半分の周波数が、再生可能な最高域となります。
(もちろん、データの上での話。再生されるアンプやスピーカーによって制限されることは言うまでもありません)



ちょいと知識のある方なら、
「でもさぁ、人間って20KHzくらいまでしか聞き取れないんじゃないの?
じゃぁ、CDで22KHzまで再生出来るんならそれで十分じゃない? 」

ってなことをおっしゃるでしょう。
そう。
確かに”音”として感知できるのは20KHzまでと言われています。
でも。

様々な楽器から出る音には”倍音”と言って、聴こえている音程の倍
(+その倍+そのまた倍…)の周波数が鳴っています。
実際には聴こえていなくても、人間はその音を”感じて”いるのです。
クラシックのコンサートで眠くなるのは、この音によってアルファ波を発生しているからだ、という話もあります。
(そうか、退屈だからじゃないんだ・・・)


でもまたちょいとひねくれた人はこんな事も言うでしょう。
「いくら高いサンプリングレートで録っても、最終的にCDにするんだったら同じじゃないの?」
そう、それもその通り。
(SACDやDVDにするなら、話は別ですが)
ただ、録音・編集の段階を、高いサンプリングレート・ビットレートで行った音源と
最初から44.1KHz+16Bitで 行った音源とは明らかに音が違います。
デジカメで我が子の写真を撮って年賀状を作ろうか、という時。
(そういう年代なのか、うちに来る年賀状ってこういうパターンが多いですねぇ)
画素数の少ないデジカメで、最初からはがきサイズで編集したデータと、
300万画素の写真を元に、大き目のサイズで編集したデータでは、印刷の仕上がりも違いますよね?
それと同じです。

アールミュージックでは、最高96Khz32Bitでの録音・編集が可能です。


ん〜、この質感。
この肌触り。(耳触り?)
一度体験して欲しいですねぇ。
聴いてみたい!という方。
あなたに合った方法を検討しますので、お気軽にお問い合わせください。
今回も最後は宣伝になってしまいましたねぇ…

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