涙腺…
今年も春がやってきました。
春といえば…
恋?
出会い?
ま、人それぞれあるでしょうが、やっぱ何と言っても”卒業”ですな。
ここで”おにゃんこクラブ”や”斉藤由貴”が出てきたヒトは、
僕のトモダチ。
”尾崎豊” が出てきたヒトは、
アッチイケ。
(すいません、個人的に好きじゃないんで…)
最後に”卒業”してから、10年以上経過し、もうそんな行事にはイッショウ縁がないと思っていたら…
録音屋の仕事を始めてから、また出会ってしまいました。
そう、この時期多いのが、「吹奏楽部の卒業記念コンサート」ですね。
もうね。
イヤだよ。
30歳過ぎて、なぜか妙に涙腺が弱くなってしまって。
”涙の安売り王””欠陥涙腺”になってしまってます。
甲子園の高校野球見ても泣けてくるし。
(自分には何の関係もないチームでも)
「探偵ナイトスクープ」の西田局長に負けないっすよ。
そんなワタクシが、例えば高校の吹奏楽部の卒業演奏会の現場に行くとどうなるか…
もう考えるまでもないですね、これは。
去年は一度客席で機材をセッティングしていたら、思わぬ攻撃にあって
(卒業生代表のスピーチ)、客席でボロボロ…
たぶん、周りのヒト達は、「あぁ、この業者さん、きっと身内が卒業生にいるのね」と思ったでしょうな。
いないっちゅ〜の!
その反省を踏まえ、今年はそれ系のお仕事では舞台袖で機材を組むようにしたんですが。
あんまり効果なかったですね。
だって聞こえてくるもんねぇ。
スピーチでも何でも。
しかもそのうちの一件では、顧問の先生の異動があってこれが最後の演奏会…
もう、これが泣かずにいられるかっ!
仕事以外でも少しだけこの先生とは面識があったんですが、ホント、いい先生なんですよ。
生徒想いで。
「自腹切ってでも生徒達の思い出になるような記念品を作ってあげたい」 って。
なかなか出来ませんよねぇ、こういうこと。
そんな熱い先生に、生徒さんたちも当然気持ちを込めて演奏してるわけで。
最高にいい演奏会でしたよ。
そりゃまぁ、演奏してるのは高校生ですから、 技術的なことを言えばアラもあるでしょうが。
音楽ってそういうもんじゃないですよねぇ。
はぁ〜、思い出したらまた涙出てきそうだ…
(もう殆ど”恍惚老人”の域に達してますな)
こんな”熱い”現場に出会えると、ホントにこの仕事してて良かったなぁ、としみじみ思いますね。
あなたも熱い音、出してますか?