レコーディング機材と、進行…

  [レコーディング]
  recording]録音.吹き込み.◇〜する.
  (学研辞スパより)
  レコーディングと言っても色々ですが。
  今回は、バンドのレコーディングを主題にお話を進めてまいりましょう。

機材:
録音する際の機材については、こちらをご覧ください。

レコーディング:
機材と、実際のスタジオでの録音の流れ(あくまでもひとつの例です)


1:ガイドを録る。
バンドで「せぇ〜の」で一発録り。
この時のドラムをそのまま使うこともあれば、
このトラックを聴きながら他のメンバーに演奏してもらって、それが済んだらそのままぽいっ!ということも。
1度だけ、「最初に録った、あのガイドのテイクをOKテイクにしよう!」ってこともありました。
良いけどね、別に。
じゃ、その後の各メンバーの録音は何だったの???


2:各楽器の録音。

1のガイドに合わせて、頑張って演奏していただきましょう。
ここで何度もやり直していただくのは全然構いませんが、
一人がやり直す回数があまりにも多いと、周囲の目線が厳しくなっていきます。
「またかよ…。家で練習してこいっつ〜の!」


3:ボーカルの録音。
最後にやることが多いですが、そう決まっている訳ではありません。
ある程度、リズムが決まっていれば、いつ録っても良いです。


4:試聴。
スタジオに適当なモニター環境がない場合は、こちらでご用意いたします。
ちょっとクールダウンして、さっきの演奏を聴いてみて下さい。
ここで改めて「おいギター、お前もう一回弾け!」「お前こそやり直せ」みたいな
相談(って言うのか?)になることも。
場合によってはここから1の行程に戻ることも…
(そして夜は更けてゆく)

編集:
以上のような機材で、録音を行うわけですが。
録ってきてCDに焼けば良いってもんじゃない。
そんなことはあなた、今日び中学生でもやりまっせ。(某音楽教室社長談)
で、その編集に使用するソフトがこれ。
Steinberg社の”CubseSX”です。
 
上のオレンジ色が、ドラムのトラック。
その下がアコースティックギター。
黄色はエレキギター。
赤がベース。
緑がキーボード。
よく見て頂ければお分かりのように、何箇所も細切れになってますね。
これはミスったりして弾き直した箇所を、うまく繋ぎ合わせてあるんです。
反則技と言ってしまえばそれまで…
でもこれもまたコンピューターベースの録音の醍醐味。
切って、貼って、つないで…
それが済んだら今度はミックスダウン。
対象がどんな音源でも、この行程が一番邪魔くせぇ…
あ、間違えた。
一番時間がかかるところですね。
その反面、一番楽しい行程でもあります。
この作業でバンドの音がどんどん輝いていくわけですから。

仮マスター制作:
ここまでくれば終わったも同然、なわけはなくて。
これを元にお客様のご要望をお伺いいたします。
「ボーカル目立ってないやん」
「ギターソロもっと音量上げて」
「ベースが聴こえない」
「ドラムが…」
みんな自分のことばっかり言ってないで、全体の音を聴いてみて〜!
っていうわがままなバンドなんてありません。
ある訳ないですよね!?
 ねっ!そこのあなた!


お客様との間を、意見(=わがまま)とCDRが何度も飛び交い、
ようやくマスター完成!
あとはCDRでコピーするか、プレスするか。
とにかく。

さぁ、召し上がれっ!

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